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信州つばさプロジェクト~カンボジア編~

こんにちは!生徒会本部学校ホームページ係の赤羽杏理です。

今月は、今年の3月に信州つばさプロジェクトに参加した方へのインタビューの様子を2回にわたってお伝えします!

信州つばさプロジェクトとは

長野県教育委員会が「高校生に未知の世界に飛び立ってもらいたい」という願いを込めて行っている、高校生海外留学支援事業です。毎年深志高校の生徒も数人参加しています。

第1回の今回は、カンボジアを訪問した中村のどかさんにお話を聞きました。

──なぜ参加しようと思ったのですか?

中村さん:とにかく海外に行ってみたかったんです!海外によく行く姉がいてお土産話をたくさんしてくれるので、それを聞いているうちに、様々な文化に触れることに憧れるようになりました。

また、事前にカンボジアの歴史を調べていたとき、ポルポト政権が独裁し虐殺が起こっていた時代について知りました。それを乗り越え現在のカンボジアの人たちは何を考えて生きているのか。それを知りたいと思いました。

──活動の詳細を教えてください。

中村さん:期間は3月8日〜3月14日で、実際にカンボジアに滞在したのは6日間ほどです。日本とカンボジアは結構遠いので移動に時間がかかりました。

1日目

中村さん:1日目はほとんど移動でした。カンボジアに到着した日です。

2日目

中村さん:2日目は初めにトゥールスレン虐殺博物館に行き、ポルポト政権時代の拷問所を見学しました。高校の校舎をそのまま拷問所として使っていたらしく、1日目からかなり重い体験をしました。他には、たくさん講演を聞いたり、寺院に行ったり、現地のイオンモールで買い物をしたりしました!

3日目

中村さん:3日目はプノンペン(首都)とメコン川を挟んで隣にあるカンダール州にフェリーで行きました。カンダール州の小学校で授業見学をしたり、NOM POPOK(という栄養教育を行なっている場所)で実際に作られた栄養価の高いお菓子を渡したりしました。そのあとは市場に行ってPSEと交流しました。基本的にこのあとはPSEの高校生たちと活動をしていきました。

(PSEとは:現地の貧しい子どもたちなどの自立を支援するNPO団体)

4日目

中村さん:4日目はPSEの子達とグループに分かれて企業見学に行きました。午前中はGreen Lady Cambodiaという、性教育を行っているところに行かせていただきました。午後はWatthan Artisans Cambodiaという、障がいを持つ方を雇用している施設に行かせていただきました。この日は特に濃密な1日でした。

5日目

中村さん:5日目はPSEの子達と一緒にCMACに行きました。CMACとは地雷など(ベトナム戦争や内戦の時に残された地雷や不発弾など)を撤去する所で、CMAC、UNICEF、FIDRの方々のお話を聞きました。午後は、3日間の研修ををまとめてPSEの子たちと発表し合いました。

6日目

中村さん:6日目はホテルでプログラム全体の振り返りをして、帰国しました。

──活動の中で学んだこと・印象深かったことは何ですか?

中村さん:一番驚いたのは、カンボジアが想像していたより発展していたことです。プノンペン(首都)には高層ビルが立ち並んでいて交通量も多く、大規模なショッピングモールなどもありました。逆に、首都から少し離れた州は道の舗装がされていなかったり水道が通っていなかったりしていて、格差を感じました。

他にも印象深かったのは、カンボジアの子供達は学ぶ意欲がすごくある!ということです。カンダール州の小学校の授業見学では、先生の問いかけに子どもたちみんなが手を挙げて答えていました。PSEの子たちも企業見学の時にたくさん質問をしていて圧倒されました。一方で、カンボジアでは内戦時の虐殺による教員不足が課題となっています。それにより授業の質が低く、学校を中退する子も多いそうです。就学率を上げるためには、社会全体で教育を大切にする流れを作る必要があると感じました。

──活動する上で大変だったことは何ですか?

中村さん:やっぱり英語が大変でした…。PSEの高校生たちとも英語でやり取りをするんですが、Google翻訳やボディランゲージなどを使って何とか頑張りました。

──参加する前と後で変わったことは何ですか?

活動をする中で障がいを持つ方とお話しする機会があり、障がいを持つ子どもが生まれた時に虐待してしまう親がたくさんいるということを聞きました。悲しい事実だな、と思ったとき、日本にも同じ課題があるのか気になったんです。日本と他国とを比較するためにはまず日本のことをもっと知ることが大切なのだと気付かされました。

また、出発前は日本との文化の差に身構えていたのですが、実際に話してみると笑うタイミングや会話のリズムなど日本と変わらない雰囲気を感じられて、コミュニケーションをとる時に変に身構える必要はないんだな、と気づくことができました。

──今後参加を考えている人にアドバイスをお願いします。

中村さん:知らない世界に飛び込むのは本当に楽しいです!英語は得意じゃないけど、言語面はボディーランゲージやオーバーリアクションでなんとかなるので大丈夫!

海外に実際に行ってみることは五感で世界を知るということだと思います。自分が見ていた世界は狭かったなと気付かされます。もし参加を考えているなら是非カンボジアを訪れてみてください!