校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2025年11月25日

第366号 尚学塾特別講義

 11月21日(金)に、深志27回生12名の方々による、1年生を対象とした特別講義が行われました。俳誌を主宰されている方、歯科医院の理事長の方、厚生労働省で行政に携わってきた方、世界を飛び回った後に翻訳業に携わった方、伝統工芸(漆)を継承している方、建設コンサルタント会社を経てマーケティング会社の生活者研究に従事していた方、大学病院の勤務を経て現在医学部特任教授の方、県内市町村の村長の方、法学部を卒業した後に美術大学を卒業して日本画家となった方、薬の研究開発に携わってきた方、雑誌の編集に携わってきた方、産婦人科医として勤務された後開業された方、といった個性的な方々です。大学時代から専門分野を追究し続けている方もいれば、ある時転機が訪れそれまでと全く異なる道を歩んできた方もいらっしゃいます。これまでの人生やご自身が取り組んできたことの面白さや楽しさ、今の課題と今後の展望、高校時代の学びとのつながり、等について熱く語っていただき、生徒の皆さんも人生の大先輩からの想いを精一杯受け止めようとしている様子でした。ご講演下さった皆様、本当にありがとうございました。そして、27回生の皆様、卒業50周年、誠におめでとうございました。

歯科医院理事長の金子さん。進化した歯科医療の魅力について、症例を見ながらお話いただきました。
漆器専門店七代目の手塚さんから漆についてお話しいただいた後、実際に漆を使って絵付け体験をさせていただきました。
ノンノ編集部に勤務されていた宮本さん。読者から届いた悩み、読者と一緒に考えた編集者人生を振り返っていただきました。
第二の人生ともいえる年代で日本画に挑戦した松澤さん。深志教育会館のギャラリーで日本画を鑑賞し、創作を通して感じたことをお話しいただきました。

 【信州つばさプロジェクト】

 県企画プログラムの「STEAMコース」で1週間アメリカに短期留学した1-2丸山さんと2-7田中さんが校長室に報告にきてくれました。ニューヨーク国連本部、美術館、大学を訪れ、大学では模擬講義や学生によるキャンパスツアーも体験したとのこと。「文化の違いを感じた。」「すべてが新鮮で刺激的だった。」「海外の大学にも興味がある」など、それぞれの場所や現地での交流で体験したこと、感じたことをお話しいただきました。今後の生活やこれからの進路選択や人生に生かしていただければと思います。

田中さん(右)と丸山さん(左)。ホストファミリーとの交流も良い思い出とのこと。