校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2024年2月10日

第285号 3学期終盤の深志

 2月も中盤となり、3年生は9日で後期特編授業が終了しました。国公立の前期・中期・後期に向けて、まだまだ対策補習は続きますが、私立の一般選抜もいよいよ多くの大学で実施される時期となってきました。3年生の健闘を祈るばかりです。1・2年生も来週1週間で3学期の授業は終了となり、学年末のテストを迎えます。年度末の大切な季節、どうぞ健康には十分留意してください。インフルエンザは徐々に下火になって参りましたが、新型ウイルス感染症の方は、まだまだ収まりを見せないようです。手洗い、換気には引き続きご留意ください。今週月曜日、立春を迎えた日の大雪にはびっくりしました。本校でも雪が降りだす前、1時間目より10分短縮授業とし、いつもより1時間早く放課としました。また翌日も交通状況を鑑みて、1時間開始を遅らせ、同じく10分短縮授業としました。松本近郊のJR線はストップしませんでしたので、生徒達には大きな混乱はなかったようですが、道路の通行止めや大渋滞が相次ぎ、保護者の皆様や、先生方の方が大変だったのではないでしょうか。

【長野県教育委員会主催 第6回アップスキル研修が本校で実施されました】

 長野県教育委員会では、全県の英語科の先生方を対象としたアップスキル研修を年に数回実施しています。英語の授業では従来の読む、書く、聞くに加え、生徒自身が英語でやり取りをしたり発表したりする能力の育成が近年求められています。そうした授業を行うための研修が実施されているわけですが、過日2月7日にこの研修が本校で行われ、全県下より18名の各校の先生方と指導主事さんが本校にお見えになり、本校英語科の渡辺真弓先生の授業(1年4組「英語コミュニケーションⅠ」)をご覧になりました。生徒は今日的な課題について考え、グループや隣どうしで意見を出し合い(英語で)、お互いの考え方を理解しながら発表内容を短時間でまとめていきます。さらに発表では相手にいかにわかりやすく伝えるか考える中で、英語を表現方法の道具(手段)として身につけて行きます。課題自体が難しいのですが、現状把握と、その背景や解決方法を英語で説明する生徒たちの力も素晴らしいと思いましたし、それを引き出す授業者の能力にも感動しました。また、授業者は、到達点、何を評価するのかといった点を明確にした授業計画のもとに実践されている点も勉強になりました。この授業を本校の英語科の先生方をはじめ、他教科の先生方も参観されていました。きっと今後に向けて参考になる点も多かったのではないかと思われます。

渡辺先生と1年4組の皆さん(124教室)
グループ討議の活発な様子をご覧いただきました。協働性です。

【剣道部女子団体の皆さんが、新人戦北信越大会に出場しました】

 剣道部女子団体の皆さんは、12月に行われた新人戦県大会で5位に入賞し、2月2日から4日にかけて富山県砺波市で行われた北信越大会に出場してきました。今期高体連の新人戦で北信越大会に出場を果たしたのは、陸上部に次いで二つ目となります。(少林寺拳法は北信越が無く、全国大会に出場予定。)北信越大会では残念ながら予選リーグで敗退となってしまいましたが、様々な経験の中で得るところも大きかったようです。感想をうかがったところ、県外の強豪と競い合う機会を得られたことの喜びと感謝の言葉が返ってきました。強いチームの試合運びや技術など、参考になる点も多かったようですし、チームメイトとの絆も深まったそうです。また、インターハイに向けてのモチベーションが高まったということもお聞きしました。今回予選リーグにおいて、お正月の震災で被災された七尾高校との対戦があったそうです。もちろん試合中は真っ向勝負を行ったわけですが、七尾高校の皆さんの頑張っている様子に心を打つものがあったようです。そして開会式では、被災した仲間もいるけれど、今日頑張ること、一生懸命やることが被災地の応援につながるということをみんなで確認したそうです。剣道部の皆さん、本当に良い経験をしてきましたね。ご苦労様でした。

女子団体メンバー。左から、2-6大池さん、2-8阿部さん、2-7髙橋さん、1-8中村さん、1-6松井さんです。