校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2023年12月8日

第277号 2年生研修旅行感想特集②

 前号に引き続き、研修旅行に行った皆さんのまとめの感想文をいくつか掲載させていただきたいと思います。力作ぞろいのため、中略するなどの編集をさせていただいている点、お許しください。

【東北大学研修、見学】

〇 率直な感想として、大学校舎が新しく、洗練されたデザインだと感じました。特に私がうかがった建築・社会環境工学科の棟は屋内がたいへん広々としていて、普段は学年の壁を超えて学生が話し合ったり、建築の模型の批評をしあったりできるようにデザインされているようです。設備で印象が決まるわけではないですが、建物内部が海外の有名IT企業のようでとても魅力的でした。また、建築CLTモデル実証棟では、そのデザインはもちろん入った瞬間に木材の香りが感じられ、こんな場所でセミナーを受けられるのかとうらやましく思ってしまいました。一般の木材建材とはちがい、CLTは強度が高いため、木造の高層ビル建設も夢ではないこと、そのための研究はまだ進行中のため、私たちの世代が研究を担うことなど興味深いお話を聞かせていただけて嬉しく思っています。

〇 私は残念ながらオープンキャンパスに参加できませんでしたので、初めて大学のキャンパスというところを訪問し、見ることができました。東北大学のキャンパスには、想像していたよりもたくさんの個別の研究室があり、そのことにまず驚きました。工学部にお邪魔しましたが、講演会は聞いていてとても楽しかった。様々な技術が実際の社会の中で応用され、つながっていることを知り、研究の大切さや凄さを知ることができました。

〇 教育学部を訪問しました。私は教員免許を取りたいと思っている人間なので、東北大学では教員免許を取る人が少ない一方、心理学にとても力を入れていることを知ってとても驚きました。最も印象に残っているのはA教授による模擬講義です。文部科学省に関する研究成果の発表を聞かせていただきました。私は文科省にあまりいいイメージを持ったことがなかったのでバイアスのかかっていない視点で文科省を分析した結果はとても興味深かったです。すべて聞き終わった後一番強く感じたことは、大学で教授が行っている研究と高校で私たちが行っている探究活動は、課題の立て方や調査方法からしてほとんど同じなんだという驚きです。教授が研究は地味だとおっしゃっていましたが、そうした小さな探究心をなくさないように高校生活を送って、大学生活につなげたいと思いました。

 院生が一般の人のカウンセリングを行っている、というのを聞いて改めて高校生とは全く違うんだと思ったし、関わる範囲や責任の重さを感じた。教育学部のあるキャンパスはすごく見晴らしのいいところがあって、晴れていたらもっと綺麗な景色だったんだろうなと思った。夏休みに訪問した大学とは全然違う雰囲気を感じることができたので、良い経験を味わえたと思う。

東北大学理学部にて

【その他】

〇 本場の牛タンは本当においしかったです。もっと食べたかったです。お肉はもちろん、一緒についてきたサラダやテールスープも美味でした。2000円のクーポン券も無事使えて、楽しいひと時でした。

〇 駅の賑わいが、松本と比較にならないくらいすごくて驚きました。駅に大量のずんだが置いてあったのも嬉しくなりました。仙台に住みたくなりました。

〇 二日目の宿の近くの海岸の日の出はインスタでも有名な場所。朝食後に友達を誘って見に行きました。晴れた松島の海の眺めはとてもきれいでした。

〇 水族館、楽しかったです。あまりにも楽しくて、ついつい時間を忘れ、お土産を買う時間が無くなってしまったのが心残りでした。イルカショーを見たのですが、「普通に私たちよりも頭いいよねw」みたいな。超かわいかったです。