校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2023年4月15日

第247号 新入生関連行事が行われています

 4月10日(月)~12日(水)にかけて、春の歌練が行われました。前半の二日間は天気も良く、5月を思わせるような暑いくらいの日差しの中、歌の練習が行われました。今年は昨年一昨年と異なり、クラスを分けずに全員で三日間行われましたが、應援團管理委員会の皆さんの的確な指示のもと、18時には完全に下校ができるよう計画的に進められました。また、前日の9日(日)には、生徒会役員・補佐員の皆さんと地域交流委員会の皆さんにより、歌の練習と縮小とんぼ祭の期間中、学校から音が出ることについて、ご承知いただきたい旨を記載した通知を周辺の住民の皆さんに配布させていただきました。

応援歌、校歌の練習が進められました

 最終日の12日(水)は昼から雨模様。校歌を最終日に残していたため、雨天中止の際には校歌が練習できないこととなってしまい心配しました。しかしなんとか開始時刻の頃には雨も上がり、応管の皆さんが屋上の水たまりをふき取った結果、15分遅れ程度で練習を開始することができて、ほっと一安心いたしました。校歌の練習も無事終了し、17時15分にすべて終了した後は、唱歌会が始まりました。大学の寮歌や応援歌を気が済むまで歌い合うのが唱歌会ですが、下校の18時を守らなければなりません。唱歌会という名の和やかな語り合いが続きました。厳しい歌の練習の後の、リラックスしてやり遂げた感が醸し出されるこの夕暮れ時、まさにmagic hourでした。

腕がピシッと伸びています
練習後の唱歌会の様子 2年応管の漫才で、一気に和やかな雰囲気に

 4月14日(金)~15日(土)にかけては、生徒会・合同協議会・舞台装置設置委員会主催の縮小とんぼ祭が行われています。講堂・HR教室における部活・委員会紹介・PRののち、ステージ・演奏発表系クラブによるパフォーマンスの他、各教室を利用した展示系クラブの発表や、運動部の見学・体験入部などが行われています。こちらも15日は雨模様。しかし、各会場に大勢の1年生が集まり、体験をしたり、演奏を聴いたりする姿が見られ、1年生を観客とした文化祭といった雰囲気を十分醸し出していました。

講堂での各部活PRの司会進行をした合同協議会の二人
学年を半分に分け、講堂で2回PRが行われました。座席は十分の距離がありました。
特撮ヒーロー研究会のPRの様子

 高校生活において、どの部分に重点を置くのかは、まさに人それぞれです。生徒会本部、各委員会活動、運動系クラブ、文化系クラブ、学校外での様々な活動、そして受験勉強一本など、それぞれの場所で自分の輝きを発揮するのが深志生の特徴であるともいえます。今から45年程前の自分を振り返ると、入学時に環境が変わって不安を抱える日々を過ごしていました。ルーム長になって、連休後に行われる学年行事の打ち合わせのため幹事会の集まりに行くのだけれど、そこに集う人々は、考え方も発言もとても大人だし立派で、自分の中にあった少しの自信も崩れていくような思いがしました。学校へ行くのも少し頑張らないと行くことができなかった、そんな自分が部活での活動になじんでいくとともに、そこを拠点にして学校生活を組み立てていくことができたという記憶があります。部活の先輩、仲間、先生、活動があったからこそ、何とか高校生活を全うすることができたようにも思います。これまでとは大きく異なる社会集団の中に身をおく高校生活だからこそ、ぜひとも自分の好きなこと、夢中になれることを共有することのできる仲間の中にも身をおくことをお勧めします。

演劇部の公演 上土劇場公演よりブラッシュアップされていました。
音楽部公演 本校の特徴の混弦(混声合唱と弦楽合奏)ステージです。
物理研究会の実験には大勢の見学者が実験者を取り巻いていました
ダンス部の公演も見学者が多かったです
クイズ研究会 1年生による早押しが行われていました
数学研究会コンピュータ班 上級生が開発したゲームの解説をしていました
軽音楽部 カッコいいジャズの生演奏は、新入生にとっては新しい音楽経験だったのではないでしょうか

 写真の掲載ができなかった発表団体の皆さん、すみません。縮小とんぼ祭は、新入生へのクラブ説明会という位置づけで行われていますが、生徒会や舞台装置設置委員会、文化部にとってはモチベーションの上がる大切な行事なんだと、あらためて思いました。