校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2025年10月17日

第360号 研究会、中庭

 夏休みが明けてから、学校説明会、合唱コンクール、研修旅行、立会演説会と選挙、全校クラスマッチ、とんぼ祭記念講演と行事が続き、2学期中間考査や模試、週末に行われる新人戦や各種大会もあり、生徒の皆さん、先生、ともに慌ただしい日々だったと思います。明日は東御市で「長野県高等学校総合文化祭」が開催され、本校からもいくつかのクラブが参加予定です。また、これから新人戦を迎えるクラブもあり、体調や健康には気をつけていただきたいと思います。

 さて、本日(17日)は深志高校で「教育課程研究委員会理科部会」が行われました。「教育課程研究委員会」は、長野県の高等学校における各教科・科目、総合的な探究の時間、特別活動の授業や教材等について、県内の高校の先生が各教科・科目ごと研究を深め、その成果の普及を図るものです。各教科・科目ごとに数名の先生が委員を務めますが、今年度、深志高校は地歴公民、理科、英語の先生が委員を務めています。本日は、理科の委員である深志高校の先生を含めた5名の理科の先生による研究会が深志高校で行われ、その一環として、3年生化学の授業見学が行われました。授業内容は実験。「アルコールの構造決定・アセチレン」として、内容は、「アルコールとナトリウムの反応」「アルコールの構造決定」「アセチレンの生成と性質」です。受験が近づく中での実験ですが、実験を通して、これまで学んできたことを再整理し、異なる角度から思考します。生徒の皆さんからは、「構造決定のポイントとなる反応が実際に見れて面白かった。これからの問題演習でも今回の実験のイメージを持って取り組みたい。」「構造と実験内容を照らし合わせて自分たちで考えて手順などを決めて進めることができた。よりアルコールの反応に対する理解が深まった。」「「実験をやると日々の勉強にいかすことができて楽しい。」といった感想が寄せられました。自分の目で実物・本物を見ること、自分で体験することで理解が深まり、学んだことを整理し自分のものにできます。なお、地歴公民や英語の先生も見学にお越しいただきました。先生方の好奇心も高い。

大変手際よく、スムーズに行っていました。
安全面の配慮もしっかりされています。

【中庭】

 中庭のブナの木は葉が色づき始めました。11月には教室から鮮やかな紅葉を見ることができます。