校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2023年5月19日

第250号 探究の時間が始動しました

 連休も終わり、先日中間テストが終了しました。1年生にとっては高校での初めての定期テストでしたが、いかがでしたでしょうか。中学の頃と比べると、問題用紙の枚数も多いし、解答欄の数も多く、戸惑った方もいたのではないでしょうか。1日のテストが終わると疲労度も大きく、前もって計画的に準備しておくことが高校の定期テストでは必要になります。また、テストは成績のためというよりも、できなかったところ、失敗したところを見直して、自分の学びにフィードバックさせるところに意味があります。他人と比較することよりも、自分をブラッシュアップすること、そこにテストの意義を見出してほしいと願っています。

今年度の「総合的な探究の時間」がスタートしました

 今年度も探究的な学びがスタートしました。1年生では総合的な探究の時間の1回目(4月25日)は先生方お手製の「深志課題探究2023」という冊子、骨太探究通信「嗚呼 学術の香」を用いて、係の先生より課題探究とは何か、今年度はどのような学びを進めるのかについて解説がありました。さらに2回目(5月11日)は信州大学の荒井英治郎先生によりオンラインを通じ、これからの社会において求められる学びと、それにリンクする探究的な学びについてのご解説をいただきました。これらを受けて、自分の身の回りに溢れる疑問「Q」にまずは着目してみようというのが、1年生のコンセプトです。

1年生、4月25日第1回
1年生、5月11日 荒井先生(左下)のガイダンス
左上は探究キャリア教育部長の大林教諭

 一方、2年生は、第1回目の総合的な探究の時間(5月11日)を用いて、昨年度1年間における課題解決学習の成果の上に立ち、今年度の課題について、クラスごとにグループ学習を展開しました。各教室には2学年のすべての正副担任が入り、課題構築のための話し合いを支援しました。できるだけ多くの先生方を巻き込み、更に多くの学校外の人的な資源の協力を得ながら探究の展開をしていきたい、そんな願いをもってのスタートが切られました。

2年生、5月11日のグループワーク

   今年も鯉のぼりが薫風の中を泳ぎます

應援團管理委員会作製
裕之2号があがる
鯉のぼり集会に参加した皆さん
集会を温かく見守る32年前の應管委員(奥原教頭先生)

    中信地区高校総合体育大会が開催されています

 5月13日、14日を中心日として、中信高校総体が開催されています。多くの3年生にとっては最後の大会、多くの会場では保護者の入場も認められ、感染症対策を施しながらも、保護者の皆様の声援の中で以前と同様の形で試合が進められていきました。中には普段の力を十分に発揮できなかった人、けがの影響で試合に出ることができなかった人など、悔いの残った人もいたかもしれませんが、高校時代に自分の居場所で精一杯取り組んだことの思い出を胸に、今後を歩んでいってほしいと願っています。県大会への出場を果たした皆さん、北信越大会を目標に更に頑張っていただきたいと思います。各会場で撮影した一部の写真を以下に掲載します。すべての皆さんの姿を写真に収めることができず、申し訳ありませんでした。

中信地区男子団体優勝を果たしたバドミントン
女子バスケットボールの試合(青いユニフォームが深志)
対都市大塩尻(白)戦 勝利
女子バレーボールの試合 対梓川戦 勝利
男子バレーボールの試合 対松本第一戦 勝利

  1年生では救命救急講習が実施されました。(5月18日)

 いざというとき、AEDを用いて人命救助に当たることのできる能力、高校生にとって必要とされる技能の一つです。これまでも全国では、高校生が見ず知らずの方の一命をAEDを用いてとりとめるという事例がありました。毎年1年生対象に実施されてきた救命救急講習ですが、やはり感染症の影響により実施が見合わされてきたという経緯があります。そして今年、やっと4年ぶりに講習会を実施することができました。人工呼吸法を省略するなど、4年前と一部方法は変わっていますが、その場に居合わせた時のために、できるだけ多くの皆さんに習得しておいてほしい技術であることをあらためて感じました。

1学年全体が、12人程度ずつグループとなって実施しました。