校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2022年7月20日

第214号 夏の全国大会,北信越大会に向けて

 第75回とんぼ祭が終わりました。コロナ対策、熱中症対策という二つの危機管理をこなすことが必須とされる中でしたが、生徒の皆さんや先生方のご努力と、ご来場の皆さんのご協力、関係者の皆様の応援により、充実した素敵な文化祭が実施できたと思います。本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。今は、祭りの終わったロス感の中で、なかなか次に切り替えられず、もやもやしている生徒の皆さんもいるかもしれませんが、とんぼ祭を通して得た様々な経験や友情は、きっとこれからの人生を支えてくれると思います。とんぼ祭は過ぎ去ったのではなく、心の灯となって次へのステップを照らしてくれるのではないでしょうか。さあ、新たなステップに向かって歩んでまいりましょう。

 さて、次のステップの一つに、全国大会を迎える皆さんもいます。この夏、全国高校総体(四国)、全国総文祭(東京)に出場する皆さんを紹介します。まず、昨年に引き続き、全国高校総体に出場することとなったのは、本通信第207号で紹介した陸上競技部男子棒高跳びの3年7組の重田篤希さんです。重田さんは北信越総体において4m50㎝の記録で第2位となり、8月3日~徳島市で行われる全国総体出場権を得ることができました。北信越では修正すべき点もあったようなので、ぜひそうした点を克服し、自己ベスト目指して全国大会に臨んでもらいたいと思います。

 次に、文化系クラブの関係ですが、全国高等学校総合文化祭東京大会(7月31日~)各部門に次の皆さんが出場する予定です。まず、棋道部からは囲碁部門及び、総文祭の翌日から開催される全国高校生囲碁選手権大会に、6月12日に行われた県予選で女子の部優勝の2-7大久保真悠さんと男子の部で2位となった2-1樋口郁さんが長野県代表として出場します。昨年は男子団体で全国へ進みましたが、今年は男女個人での出場です。さらに総文祭の百人一首かるた部門には1-6向山恭平さんが、そして器楽・管弦楽部門には、音楽部室内楽班の 4名の皆さんが県選抜オーケストラの一員として出場します。また文学部からも、昨年度県文芸コンクールの詩部門で最優秀作品賞を獲得した学校からということで、部を代表し2-7和田俊太朗さんが文芸部門に参加します。一方NHK全国放送コンテストでは本校の放送愛好会作成の県代表となった作品のうち、2部門6名の皆さんの作品がすでに準決勝にコマを進めることが決まっており、27日、28日のNHKホールでの準決勝・決勝に臨みます。(本通信第209号をご参照ください。) 全国大会での皆さんのご活躍を祈念申し上げます。

囲碁で出場する大久保さん(左)と樋口さん(右)、全国大会では経験を積むことが目標の一つ。そしてできれば予選を勝ち抜き決勝トーナメントに進みたいとのことです。昨年は他県の人たちとの交流も楽しかったそうで、今年も様々な人との出会いが楽しみだそうです。
かるた部門に出場する向山さん。小学4年から始めたかるたはB級3段の腕前。今回専門部の推薦で、長野県チーム団体戦8名のメンバーに選出されました。週末には佐久や県内各地に出かけ、全県にかるた仲間がいることも楽しいそうです。夢はメキメキと力をつけてきた他の1年生とともに、深志チームで全国と戦うことです。
器楽管弦楽部門に出場する室内楽班の皆さん。(左から2-2市川瑠生さん、2-3上條陽月さん、2-1宮田しいなさん、2-3臼田有貴子さん。)憧れのチャイコフスキーの弦楽セレナーデに挑みます。東京文化会館の大きなホールに自分たちの音楽を響かせてきます。
文芸部門に参加する和田さん。文芸のワークショップや作家ゆかりの地を巡る文芸散歩、作家:木内昇さんの講演会など魅力的な企画に参加してきます。

 一方、県大会で代表権を獲得した、水泳部の6種目6人の皆さんが、7月22日から富山県で行われる北信越大会に出場します。昨年は、個人種目で3-7水間拓音さんのみの出場でしたが、今年は水間さんに加え、3-5伊澤佑紀さん、2-7原知希さんが個人種目で出場するほか、1-1内川悠生さん、1-2藤井大治郎さん、1-3丸山隼矢さんが加わってリレーにも出場します。皆さん口をそろえて、深志の団体とし北信越大会に出場できることの喜びを語ってくれました。自己ベスト、チームベストを目指して、ぜひ頑張ってきてほしいと思います。

水泳部の深志チーム 写真は中信総体の表彰式直後のものです。仲間と切磋琢磨しながら楽しんで泳いできたいと抱負を語ってくださいました。

 どの大会も感染症の拡大傾向が心配されるところですが、各大会のガイドラインに沿って感染症対策を十分に行い、青春の思い出に残る大会参加を果たしてきてほしいと思います。