校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2022年6月3日

第206号 陸上競技部北信越出場決定&芸術鑑賞

 【陸上競技部北信越大会出場決定】

 先週末より県総体がいくつかの種目で始まりました。多くの種目は6月4日、5日を中心に実施されますが、5月27日~29日に実施された競技のうち、陸上競技部において6種目6人の皆さんが北信越大会出場の切符を手にすることができました。おめでとう‼ そのうち、男子棒高跳びで優勝した3年7組の重田篤希さんがその報告に来てくださいました。重田さんに県大会当日の様子や、北信越に向けての意気込みをインタヴューしたところ、次のような回答が返ってきました。

 「中学1年生の頃より続けている棒高跳びですが、今回、県大会で自己ベストを更新する記録(4m70㎝)で優勝することができたのは、本当にうれしい。中3から高1にかけて記録が更新できない時期が続いたときは、本当に苦しかった。しかしあきらめず、焦らず練習をし、積み上げてきたものが一気に現れた感じがする。北信越では、同じくらいの記録を持つライバルがいるが、ぜひ自己ベストが出せるよう頑張りたい。昨年インターハイに出場した際、応管の方々をはじめ、皆さんに応援メッセージをいただいたことは、大変うれしくて感謝している。あらためてお礼を言いたい。」

 いつ実るか(成果として現れるか)わからないけれど、その日が来ると自分を信じて練習を積み重ねてきた様子が伝わってきました。

校長室を訪問してくれた重田さん
陸上競技部の皆さんの北信越での活躍を応援しています。

 【芸術鑑賞の非日常】

 6月2日(木)、本校講堂において今年度の芸術鑑賞「つかま亭学校寄席」が開催されました。演目は落語が3本、漫才が1本、マジックが1本でおよそ1時間30分の公演でした。芸術鑑賞事業は毎年県内ほぼ全ての学校・課程で実施されてきたものですが、やはり新型コロナウイルス感染症の影響から昨年・一昨年と多くの学校で中止または延期となっています(前任校でも2年間できませんでした)。本校も3年ぶりの実施となりましたので、1年~3年全員が初めての高校での芸術鑑賞ということになりました。公演はこれまでのようにホールに全校が参集して鑑賞する方法ではなく、自校で各学年3回に分け、密を避け、コロナ対策を行いながら実施されました。

 講堂のステージには寄席の高座が建て込まれ、浅草や新宿の寄席の雰囲気が醸し出されていました。演目の中で、真打の柳家さん喬師匠の古典落語は、江戸の長屋の住人たちの生き生きとした姿、ひょうひょうとして、人情味あふれる生き様が目に浮かんでくるようでした。深志生の皆さんも、落語やそのほかの出し物を心から楽しんでいる様子で、演者も聞き手もほっこりするような時間と空間が流れているように感じました。

 5月の連休後、授業、部活、総体、テスト、文化祭準備と慌ただしい日々が続き、頑張らなければならない場面に緊張感を持ちながら過ごす生徒の皆さんの日常の中で、今日の行事のように、ほっと一息つきながら、キラキラした色彩感を感じることのできる機会を持つことは「いいもんだな」、と思いました。私もテレビなどで古典落語をやっていると、つい見てしまうのですが、もしかしたら今日の会をきっかけに、落語沼にはまってしまう人もいるかもしれません。(わざわざDVDを買い込んで、古典落語を視聴しまくっている先生方も県内には少なくないようです。)今回の行事に限らず、自分の知らなかった世界に出会うこと、そうした機会を「メンドー」とは思わずに覗いてみることは、知らない自分に出会うチャンスかもしれません。

さん喬師匠の高座
さすが、真打40年の技は、聴衆の心にすうっと言葉が入り込んでくるようでした。