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折衝会がありました

こんにちは!生徒会本部学校ホームページ係の逸見直矢です。
2月に入り高校受検も本番間近となってきました。受検の対策や来年度のスタート準備に入っている方が多いのではないでしょうか!皆さんお疲れ様です!さて今回は、深志高校で毎年行われる「折衝会」という行事について紹介していきます。

折衝会とは

折衝会とは、各委員会や部活動の代表者が集い、生徒会会計予算の使い道を決定する場のことです。年間の生徒会予算約650万円を生徒自らが決定していく“自治の精神”のあらわれた行事といえます。例年、予算限度額より各団体の要求額の合計が上回っているため、団体同士で質問や提案、すなわち折衝をし合い、申請額を減らし、予算内に納めていきます。さらに詳しい説明や実際の様子について知りたい方は、こちらの動画ページをご覧ください。

今回の様子

今回の折衝会は、1月21・24~26・28日の5日間にわたり、新型コロナウイルスの感染対策のために2部屋に分かれzoomを活用し、換気やマスク着用などを徹底して行われました。また、まん延防止等重点措置の適用後には各自宅からzoomで参加し、例年とは違った形で折衝会が行なわれました。

予算から約160万円オーバーした状態でスタートし、各団体同士で申請された商品の必要性を質問したり、別の安い商品への変更を提案したり、予算内に収めるためにじっくり考え話し合いを進めていく様子がありました。

【折衝会の様子】

日数を経るごとに話し合いは活発になったように感じられました。特に後半では予算案の決定締め切りが迫っており、日ごとのノルマが決められ、達成しなければ一律減額になってしまうということで質問の厳しさや鋭さが増していったように思います。

折衝会では、昨年の予算申請額から増額した理由や申請された商品は、本当に生徒会予算を使って買う必要性があるのかなどを明確に説明できなければ申請が通りません。申請した商品は活動に“絶対に必要”なものなのか、それとも“あったら便利”なものなのかという観点が重要視されていたように感じます。

いずれにせよ、どの団体も、それぞれの活動に必要なもので、必要な金額を申請していることに変わりなく、それでも出せる予算には限度があって、減額をしていかなければならないというところに折衝会の難しさや厳しさがあるなということを感じました。

このブログを書くにあたって、折衝会の運営を行っている会計経理委員会で委員長を務める矢嶋愛子さんに3つ質問をさせていただきました。

ー折衝会の運営で大変だったことは何ですか?
コロナウイルスの状況に対応することです。まん延防止等重点措置の適用は予想外のことで、それに対応して完全オンラインで行うのは初の試みで、進行の仕方や話し合いの進め方を考えるのが大変でした。

ー折衝会を行う意味はどんなところだと思いますか?
折衝会のシステムは深志の自治を体現していると思います。自分達の活動のためのお金は自分達が要求し、話し合い、予算として取る。このシステムがあるからこそ、全校から集めた生徒会費を有意義に使うことができています。

ー感想をお願いします。
今回、折衝会の運営でいくつもの課題が見つかったので来年度以降に向けて対策を考えていきたいです。

矢嶋さんご協力ありがとうございました。

いかがだったでしょうか。今回、自分自身も参加してみて、折衝会は深志独特の活動であり、深志だからできることだなと感じました。ほかにも、深志高校ならではの活動を紹介していくので今後のブログもお楽しみに!